カラヤンとベルリンフィル研究ブログ

カラヤンベルリンフィル1970年の第九

2021年9月1日 当サイトにはプロモーションが含まれます

私が1989年頃に買ったベートーヴェン交響曲全集(グラモフォンのLD)に収録するためにユニテル社によって制作された1970年の第九ですが、LDには1977年のライブが収録されています。以前に8ミリ、16ミリ、ビデオで発売されたようですが(国外)、詳細は当時の私にはわかりませんでした。

その後十数年間謎のままだったのですが、この1970年の第9番がその後DVDとして復活。ヤノヴィッツ、ルートヴィヒ、ベリ-というカラヤンお気に入りの名歌手に、クナッパーツブッシュとの『パルジファル』やケンペとの『ローエングリン』で知られる名ヘルデン・テノール、ジェス・トーマスが加わった、きわめて豪華なソリストも魅力です。

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早速買ってみて映像を見たら、差し替えの理由がなんとなくわかった気がしました。

それは、観客の代わりに観客の絵を使用していたのです。板だか紙だかわかりませんが、そこに観客の絵。

ま、映像よりも音の方が肝心なのではありますが、もしかしたらこれを理由にカラヤン側がNGを出していたのかもしれませんね。

ちなみに合唱はベルリン・ドイツ・オペラ合唱団、ソプラノはヤノヴィッツが担当。フィルハーモニホールでのライブです。
この1970年にはカラヤンはベルリン・フィルを率いて来日し、大阪フェスティバルホールで第九を演奏しています。当時3歳だった私が当然行けるはずもありませんが、行かれた方がうらやましい。

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でも、何十年も謎になっていた映像を見れた時の気持ちは何とも言えないものがあります。

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